100グラムに明け暮れているうちに、
100という数字そのものが目にとまるようになってきました。
100キロ、100%、100人。。
いろいろいくらでも出てきますが、今気になっているのは100年。
100年と言えば1世紀。
2014年の百年前は1914年。百年後は2114年。
どちらも遠い世界なんだけど、そう遠くないともいえそうな近さ。
今年、百回目のお誕生日を迎えられる方もいらっしゃるわけで、
そう考えると…、ええ、遠くないです。
大正時代を思いおこそうとしてもぼんやりしたままですが、
「100年前の1914年に、志賀直哉が「城の崎にて」を書いた」
「事故にあって、城崎を初めて訪ねたのはその前の年、つまり1913年だった」
と知ると、百年と言う時間がぐっと近くなります。
百年前とそっくりそのままではないにせよ、
この街の、この道を歩き、この外湯に入り、この川を眺めたのか、
と思うと、文豪が、百年が俄然近くなるのだから不思議。
そぞろ歩きと言う言葉がぴったりくる、この由緒正しき温泉町は、
恋人同士、家族連れ、友達同士、グループ客、老若男女を問わず、
訪れる人を楽しませてくれる魅力がありました。