Wednesday, April 02, 2014

桜咲く。 The cherry blossoms started to bloom.

4月です。

3月は密度の濃い一ヶ月になりました。本当に春は泣いて笑って大忙しです。

って、泣いて笑って大忙しなのは春に限ったことじゃありませんが。

どの季節にだって言っている気もしますが、春は特別な季節。

そう思います。

見上げた頭上に桜が咲いているだけで、幸せ。

そんな季節。



  「石激る垂水の上のさ蕨の萌いづる春になりにけるかも」

先人だって、こう詠んだくらいですから、いつの世も春はやっぱり特別なんでしょう。

いつの間に、今の気持ちをぴったりあらわしてくれるのがチューリップの歌から、

万葉集になったんでしょう。

古典なんてカクカクしながら聞いていたのに、勉強したかいがあったな。

先生、ありがとう。って、終わってしまうのはもったいないな。

いや、むしろ、これをきっかけにまた足を踏み入れてみようかな。

なんて考えが広がるのも春だからでしょう。きっと。

そう、だって春だもん。

この歌を詠んだ志貴皇子は、滝のほとりの蕨を見て春を感じたようですが、

私は小川のほとりで花開いた桜の花を見て春を感じました。



見上げてばかりいた桜の花が、気付けばふと目の前に!




そして、ほら。こんなところにも。

ついつい遠くを見てばかりいますが、今この瞬間の目の前をしっかりと見る。

そんなことに思いは続いていくのでした。