こんばんは。
今日は、日本でも大ヒットした、フランスはパリが舞台の、
ちょっと(いや、かなり)内気で空想にふけってばかりの女の子アメリ。
彼女の恋と成長の物語『アメリ』について書くことにします。
これは、
もともと新加坡通信Vol.10(2008年4月3日発行)でも紹介したものを、
加筆再構成しています。
アメリこと、アメリ・プーランは1974年生まれ、パリ郊外育ち。
18歳で実家を出て、モンマルトルのカフェ・ドゥ・ムーランで働き、
古いアパートでひとり暮らし。
そのアパートの間取りがこちら。
(上の画像をクリックすると拡大表示されます)
あまりに有名な映画なので、あらすじを書くのもためらわれます。
(って、省略しすぎ?)
が、登場人物がなんとも個性的!
同じアパート2階右側に住むコリニャン
(意地悪な八百屋の主人、50歳、マザコン)や、
同じく2階左側のガラス男ことレイモン・デュファイエル
(先天性の病気で骨がもろいからガラス男。年齢不明だけど70代?)
それから、アメリが恋するニノ…などなど。
みーんななんとも個性的で、風変り。
コミュニケーション下手とでも言いましょうか。
恋に生きる~♪って言う、いわゆるフランス人のイメージとはかなり違う。
だから、変化を怖がって、ついつい内側にこもりかけてしまうような時に、
ちょっとしたことでアメリが変わっていく様子が、
(ナレーションとか音楽などの使い方が絶妙なことも相まって)
目が釘付けになってしまいます。
人のことなら、茶目っ気たっぷりに行動しちゃえるアメリも、
自分のこととなるとそうはいかないところなんか、
(ちょっと、アメリー)なんて内心突っ込まずにはいられないけど、
そういう私だって他人事じゃあなかったり(笑)
さて、そんなアメリの部屋ですが、女の子らしいかわいらしさでいっぱい。
壁紙も家具も色は赤でまとめていて。
赤と言っても、いろんな赤があって、部屋によって違います。
ドアノブなんかもいろいろあって興味深い。パリでホームセンターに行きたい!
この映画では、
同じアパートの同じ間取り(アメリとコリニャン)がでてくるので、
住み方の違いがおもしろい。
そして、ガラス男の部屋なんか意外とシックなのも見もの。
映画のかわいらしさやパリの街の魅力についつい注目して、
インテリアを忘れがちですが、ぜひ改めてチェックを。
かなりはまってしまうこと、間違いないし。
2001年フランス
監督ジャン=ピエール・ジュネ
追伸
上で、パリのホームセンターって書きましたが、この間の日曜日テレビを見ていたら、
ちらっとパリのホームセンターが!!!
街なかに、なんていう充実っぷり。
思わず名前をメモったことは言うまでもありません♪