Monday, January 27, 2014

ショップ・アラウンド・ザ・コーナー

おはようございます。


寒い季節になると、暖かい場所で過ごす楽しみが出てきますね。

もちろん、寒い場所を走り回るのも暖かくなっていいのですが…。


本を読むのは、なかでも至福の過ごし方(の一つ)。

子どもの頃の絵本から始まって、

想像もしなかった世界につれってってくれるから、

本との出会いは、いつだってわくわくしてしまいます。

(そして、そんな本を私も世に送り出したい)


どこでだって、どんなふうにだって本を読める。

本屋さんではもちろん、青空マーケットでだって、図書館でだって、本と出会える。

近頃じゃ、パソコンで注文して、電子書籍で読むっていう選択肢も増えた。



だけど、実際に本で(あるいは絵本で)いっぱいの空間で、

背表紙しか見せていない本や絵本の中から一冊と出会う。

その醍醐味っていうのは、やっぱりいつになってもゆるぎない力がある。

そう思います。


そんなわけで、今日は映画『ユー・ガット・メール』から、

彼女が経営する児童書専門店です。

ユー・ガット・メール [DVD]
トム・ハンクス
ワーナー・ホーム・ビデオ
2000-08-25



以前、メグ・ライアン演じるキャスリーン・ケリーの家をご紹介しましたが、

(その時の記事はこちら。)

お店もかなり魅力的なんです。


その名も、”The Shop Around the Corner”

日本語で言うと、さしずめ街角の店ってところでしょうか。


街角の店という名にふさわしく、

個人経営で、こじんまりとした私設図書館のような印象もあります。






              (画像をクリックすると拡大表示されます)



キャスリーンの母セシリアが42年前に始めたお店で、
セシリアの親友バーディーは、今もお店を手伝っているんですよね。

今となっては別段特別なことではないのですが、
この当時(いまからなんだかんだで10年以上前)に
パソコンを駆使して経理を担当しているバーディーは
年齢を考えてもかなりかっこいい存在です。
(バーディのPCは下の画像で赤く囲まれた部分)




実際、バーディーの部屋は洗練されていて勉強になるので、

もっと映してほしいなぁなんて思うのですが。


もちろん、バーディーはファッションも素敵なので、

年齢を重ねないとできないコーディネートやおしゃれもあるなぁと実感します。


この映画をつくるにあたり、

ニューヨークにある児童書専門店をモデルにしたようで、

このショップ・アラウンド・ザ・コーナーのリアルな雰囲気ってのは特筆すべきものがあります。


トム・ハンクス演じるジョー・フォックスが祖父・父と三世代で経営する

「フォックス・ブックス」に売り上げをおびやかされますが、

キャサリンのお店はどうなるのでしょう?



モビールが吊るしてあったり、ピーターラビットのパネルがあったりして、

なんだかワクワクする感じの店内には、小さなテーブルと椅子も置いてあります。

だから、子どもも大人もゆったりと本を選ぶことができるんです。

途中、本と本屋について、キャスリーンが熱弁をふるうところも見ものです。

(相手が仕事のライバルとも知らず…)


…って書いていると、ニューヨークに行きたくなってきました。


それでは、みなさま、素敵な一日を!

新加坡通信Vol.13(2008年4月24日)を加筆再構成しました。