ジジ・リョンさん演じる「彼女」イブ・ツァイは翻訳家です。
でも、おっちょこちょいで、翻訳するホラー小説を間違えて、
やり直す羽目になったり。
ポーランドの詩人W・シンボルスカの詩を翻訳出版したいという
強い思いを持っているのですが、
出版社の編集長からはよい返事をもらえない。
というか、相手にされてない…。
13歳の夏季キャンプでの出逢いを忘れずにずっと覚えているんだけど、
この時の「彼」との見事なまでのすれ違いっぷりを描いたのがこの映画。
気になっている人とすれ違ってなかなか出会えないっていうのは、
映画やドラマ、小説などラブストーリーの王道とも言えますが、
この映画「ターンレフト・ターンライト」の場合は、
周りの登場人物の強烈な個性が、
じれったさと同時につきぬけた何かを醸し出している気がします。
実際にそばにいたら、笑っていられないような人も出てくるんですけど…(笑)
誰もが全員、愛すべき存在という。
自分はただ純粋に願っているだけなのに、
横やりが入ったりして、あるいは横やりが入らなくても、
すんなりと物事が進まなかったりすると、
「うまくいかないんだ、これはきっと」とか
「よっぽど縁がないんだな」とか思ってしまうこともあります。
だけど、そうじゃあなくて、ちょっと違う選択をしてみるのもありなんだな。
なんてことを感じたりもします。
って、全然、彼女の部屋の話になってないし!!
(これが彼女の部屋、昨日に引き続き…)
物事のさじ加減っていうのは、そう簡単じゃあないのかもしれませんが。
少なくとも、力を入れすぎたってろくなことにはならないのもたしか。
って考えたりしていると、なかなか部屋の話にならない…。
いろいろ突っ込みながら見ていると、夢中になっちゃう…(笑)